メンズの髪型は99%「レイヤースタイル」って知ってましたか?
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レイヤースタイルとは

レイヤースタイルは、髪に動きや軽さを出し、ナチュラルな仕上がりにするカット技法の一つです。レイヤーを入れることで、髪のボリュームを調整したり、スタイリングしやすくしたりできます。しかし、「レイヤースタイル」という言葉だけでは具体的な髪型を伝えるのが難しく、オーダー時に誤解が生じることもあります。ここでは、レイヤースタイルについて詳しく解説します。
POINT_1 レイヤーとは?
レイヤーとはカット技法の一つで、生え際の毛が床に対して一番長く、トップに向かって徐々に短くなるようにカットする方法です。この長さの差を「段」といい、レイヤーカットは「段カット」とも呼ばれます。また、グラデーションカットも段カットの一種で、段の幅が1cm~1.5cm程度と狭いものを指します。
詳しくはコチラ記事をお読みください(今さら聞けない?ワンレン・グラ・レイヤーを詳しく解説)
POINT_2 メンズヘアのほとんどはレイヤースタイル!
先ほど書いたように生え際の髪が一番床に近く、上に行くにしたがって床から遠くなるのがレイヤースタイルです。もみ上げ、襟足の髪の毛が床に一番近く旋毛付近のトップの髪の毛が一番遠い、男性のほとんどの髪型に当てはまります。
マッシュルームは本来はグラデーションなので動きが出ないのですが最近のマッシュルームはトップにレイヤーを入れて(旋毛付近を短く)動きを付けているスタイルが主流です。
POINT_3 「レイヤースタイルで」と伝えても意味が伝わらない?
多くのメンズヘアがレイヤースタイルなので、「レイヤースタイルでお願いします」とオーダーしても、美容師にとっては定食屋で「定食をください」と言われたのと同じように感じてしまいます。ヘアカタログに「レイヤースタイル」と書かれていても、その言葉だけではどんなスタイルなのか判断できません。具体的な髪型を伝えるには、写真などのビジュアルを持参するか、検索ですぐに出てくる有名人の髪型を参考にすると伝わりやすくなります。
美容室でのオーダー方法はコチラの記事を参考にしてください。(メンズの髪型の頼み方の手引き)
POINT_4 スタイル名はあくまで目安
ヘアカタログのスタイル名は便宜上つけられたものであり、正確な髪型を表しているわけではありません。
例えば、「マッシュルームベースにレイヤーを入れたナチュラルパーマスタイル」と伝えた場合、
*マッシュルームの長さは?耳が出る?隠れる?
*レイヤーの入れ方は?
*ナチュラルパーマは普通に巻くのか、スパイラルなのか、ツイストなのか?
このように細かい要素が多く、言葉だけで正確に伝えるのは難しいです。そのため、美容室ではスタイル名に頼らず、実際の写真を見せながら相談するのがベストです。
レイヤースタイルはカット技法の一つで、メンズヘアにはほぼ取り入れられています。そのため、「レイヤースタイルで」と伝えても、美容師には具体的なイメージが伝わりにくいです。希望の髪型をオーダーする際は、写真や参考になるビジュアルを用意し、美容師と相談しながら決めるのが理想的です。