Types of baldness

男性のハゲの種類について
男性の薄毛・ハゲにも種類がありそれぞれに原因があります。それぞれ対策も異なりますので適した対策をとることが大切です。自分のハゲ方がわからないときは近くの皮膚科や、AGA・薄毛治療専門の病院へ行くことをおすすめします。
男のハゲ・薄毛は大きく分けて6種類
1.AGA(男性型脱毛症)
2.円形脱毛症
3.びまん性脱毛症
4.牽引性脱毛症
5.脂漏性脱毛症
6.ひこう性脱毛症
TYPE.1 AGA(男性型脱毛症)

男性の薄毛・ハゲの原因のほとんどはこのAGA(男性型脱毛症)、加齢による薄毛・脱毛です。
遺伝と男性ホルモンが原因です。メカニズムは男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素に結合しDHT(ジヒドロテストステロン)が発生します。それが毛根の男性ホルモンレセプターがDHTをキャッチし脱毛因子「TGF-β」が増加しTGF-βが毛乳頭細胞に退行期のシグナルを出すことによって髪が伸び切る前に脱毛してしまいます。これの対策は別に詳しく書きますのでそちらをご覧ください。

TYPE.2 円形脱毛症

『自己免疫不全』という病気で起こるのが「円形脱毛症」です。免疫機能のトラブルと言われているので、頭皮環境や髪の毛に問題があるわけではありません。放置して2~3ヶ月で自然治癒することもありますが、数年かかる方もいます。もし発症してしまったときには早めに皮膚科の病院で治療を受けることをおすすめします。

TYPE.3 びまん性脱毛症

栄養失調や睡眠不足、長期間のストレスといった心身の不健康が原因で髪が抜ける脱毛症です。AGAのように脱毛する場所が決まっていたり、円形脱毛症のように局所的に脱毛するわけでもなく、髪全体がまばらに抜けていく特徴があります。健康をいかに保つかがカギです。

TYPE.4 牽引性脱毛症

髪の毛が引っ張られ続けたせいで物理的に抜けてしまう脱毛症で髪を結んだりエクステなどが主な原因のため女性に多いので女性特有のものだと思われがちですが男性の髪の毛に負荷をかけ続ければ起こりえます。

TYPE.5 脂漏性脱毛症

比較的珍しい脱毛症で『脂漏性皮膚炎』という皮膚の病気で炎症が毛根にまで影響を与えたせいで起こる脱毛症です。皮脂の過剰分泌が原因なのでシャンプーをやりすぎないことや皮脂の元となる動物性たんぱく質・脂質を取りすぎないことなどが挙げられますが、それだけで完璧に予防できるわけではありません。皮脂が多いだけで脂漏性脱毛症だと思ってしまいますが、実際には頭皮のひどい炎症を併発するもで脂漏性脱毛症になってしまった場合は皮膚科で投薬治療を行うしかありません。

TYPE.6 ひこう性脱毛症

大量のフケがかさぶたのように固まり、毛穴を塞いで頭皮に炎症を起こしてしまうことが原因で髪の成長が阻害され起こる脱毛症です。脂漏性脱毛症と似ていて、頭皮の炎症が実質的な原因なので炎症がない場合は単なるフケ症である場合がほとんどです。医学的にもまだ解明されていない症状ですので発症した場合は皮膚科での治療が必須です。