【ヘア・セット】髪を形作る仕組みを知ろう!
Hair blow drying and hydrogen bonding
髪の形を作る仕組みと過程を詳しく解説!

ヘアセットのブローの仕組みは、髪の内部にある~水素結合(H結合)~の性質を利用しています。
POINT_1 水素結合と髪の形状
髪は主にケラチンタンパク質からできており、その内部には3種類の結合が存在します。
- 水素結合(一時的な結合、弱いが簡単に変化)
- イオン結合(中程度の強さ、pHの影響を受ける)
- ジスルフィド結合(強力、パーマや縮毛矯正で変化)
このうち、水素結合は水や熱によって簡単に切れ、乾燥すると再び結合する特性を持っています。
POINT_2 ブローの仕組み
1.髪を濡らす
*髪を濡らすことで水素結合が切れ、髪の形が自由に変えやすくなります。
2.ドライヤーやブラシで形を作る
*ドライヤーの熱とブラシで髪にテンションをかけると、希望の形に変形できます。
3.冷風で固定
*熱を加えた後に冷風を当てると、水素結合が再形成され、新しい形が保持されます。
Summary
水素結合は、湿気や熱で一時的に切れ、乾燥すると再び結びつく特性を持ちます。この性質を利用し、ブローで髪の形を整え、冷風で固定することで、理想のスタイルを作ることができます。
ただし、水に濡れると再び水素結合が切れてしまうため、雨や汗で元の状態に戻りやすいのが特徴です。
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