赤色LEDはハゲに効くと言うのだが・・・
Effective for baldness
薄毛・ハゲの発毛に効果があると言う赤色LEDについて。
1日の照射時間はどのぐらい?
無学な美容師が調べたものですので参考までに・・・。
発毛促進のEMS頭皮マッサージ器などによく搭載されている赤色LEDについて付加価値程度だろうと思っていましたが前回の「2024年【最新】男性型脱毛症AGA-ハゲ・薄毛の有効な治療法」で日本皮膚科学会が科学的根拠に基づいた標準的治療法の2番目に高い推奨レベルにカテゴライズされているので深掘りしてみました。
STEP1 赤色LEDの育毛効果は?
赤色LED治療のメカニズムは、毛乳頭細胞の活性化にあります。赤色LEDの光(波長は約630nm)は、毛乳頭に深く届き、これにより毛乳頭細胞が直接的に刺激されます。この刺激によって、毛母細胞に必要な成長因子(HGF、Leptin、VEGF-A)や栄養が供給され、毛母細胞の活動が活発化します。結果として、毛髪の成長サイクルが改善され育毛が促進、抜け毛の抑制にも寄与します。これにより、持続的な治療が求められる育毛において、赤色LEDは非常に効果的な手段となります。
男性10人に対して超狭帯域の赤色LEDを照射した結果、育毛効果の有効率が100%に達した研究結果などもあるようです。
STEP2 1日そのくらいの照射時間が必要?
赤色LEDによる育毛の照射時間が10~20分と推奨されています。推奨頻度は、週に2~3回。この時間帯は、毛乳頭細胞を効果的に活性化させるために必要な最適な時間とされています。個人的には結構長い時間照射しないといけないと言う感想です。家庭用のEMS頭皮マッサージ器で毎日5分程度でも効果でるのか気になるところです。そのエビデンスは探せなかったので見つけたら追記したいと思います。
STEP3 赤色LEDのデメリット、安全性と副作用は?
デメリットは治療期間について3~8ヶ月間の長期継続使用が推奨されているので効果が出るまで続けられるかという問題が1番のネックになると思います。
次に安全性と副作用について、安全性は高く評価されていて副作用についても軽微な乾燥や痒み、温熱感などがみられるみたいですが一時的なもので重篤な副作用はほぼないらしいです。もちろん赤色LED治療を始める前には、必ず医師に相談することが推奨されるとのことです。
次はEMSが効果がどのくらいあるか調べてみたいと思います。メンズの髪(薄毛・ハゲ)の悩みはいつになったら解消されるのでしょうか?ひと昔前よりも希望が持てる時代になってきてると思いますが切る髪があっての美容室ですので有益な情報を伝えられるように精進いたします。
2024年【最新】男性型脱毛症AGA-ハゲ・薄毛の有効な治療法
【最新】薄毛
ほとんどの男性が体験する男性型脱毛症
その最新情報を調べてみました。
無学な美容師が調べたものですので参考までに・・・。
まずは男性型脱毛症とは加齢による薄毛・脱毛で遺伝と男性ホルモンが原因になります。メカニズムは男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素に結合しDHT(ジヒドロテストステロン)が発生します。それが毛根の男性ホルモンレセプターがDHTをキャッチし脱毛因子「TGF-β」が増加しTGF-βが毛乳頭細胞に退行期のシグナルを出すことによって髪が伸び切る前に脱毛してしまうということです。
次に公益社団法人日本皮膚科学会が2017年に出した男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインによる科学的根拠に基づいた標準的治療法は以下の通りです。AとBの植毛以外は実感できるのか「?」ってのが個人的な印象です
A.行うよう強く勧める(少なくとも1つの有効性を示すレベルIもしくは良質のレベルIIのエビデンスがあること)
*フィナステリドの内服
・・・AGAの代表的な治療薬:先発薬の名称がプロペシアで、ジェネリックの名称はフィナステリド錠
*デュタステリドの内服
・・・ほぼ全身の皮脂腺に作用:先発薬の名称がザガーロで、ジェネリックの名称はデュタステリド錠
*ミノキシジルの外用
・・・発毛剤=ミノキシジル:市販薬ではリアップ、特許期間が2018年に切れたため今では各社から販売されている
B.行うよう勧める(少なくとも1つ以上の有効性を示す質の劣るレベルIIか良質のレベルIII,あるいは非常に良質のIVのエビデンスがあること)
*自毛植毛術
・・・ぼんのくぼやや上辺りの毛根を抜いて薄毛部分に植える昔はキズになっていたが最近は抜いた部分が目立ちにくくなっている
*LEDおよび低出力レーザー照射
・・・頭皮の血行を促進し、毛母細胞を活性させる
*アデノシンの外用
・・・血行促進作用と毛母細胞の活性作用 ミノキシジルとの併用は医師の指導のもと、適切な使用方法を守ることが重要
C1.行ってもよい(質の劣るIII~IV,良質な複数のV,あるいは委員会が認めるVIのエビデンスがある)
*カルプロニウム塩化物の外用
・・・円形脱毛症やひこう性脱毛症、白斑などに用いられる薬でAGAへの有用性は十分に確認されていない(効果がないわけではない)
*t- フラバノンの外用
・・・花王が開発した成分で、髪の成長期を保つ、毛母細胞を増やす、抜け毛を防ぐとされている
*サイトプリンおよびペンタデカンの外用
・・・市販の育毛剤
*ケトコナゾールの外用
・・・水虫や皮膚カンジダ症状、乾癬などの治療に用いられる抗真菌薬 シャンプーに混ぜて洗髪し、頭皮環境を整える目的で使用
*かつらの着用
C2.行わないほうがよい(有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある)
*ビマトプロストおよびラタノプロストの外用
・・・緑内障や高眼圧症治療に用いられている成分
*成長因子導入および細胞移植療法
・・・今後が期待される治療法ではあるものの臨床試験段階で安全性なども含め,その有効性は十分に検証されていない
D.行うべきではない(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)
*ミノキシジルの内服
・・・内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない
*人工植毛術
・・・人工毛植毛術については,過去に多くの有害事象の報告がある
最後に大学でやっている最新の臨床実験のリンクを張っておきます。東邦大学のは成長因子導入および細胞移植療法になるのかな?筑波大学のはミノキシジルみたいな外用薬だと思います。
2024年【最新】ハゲの種類について
Types of baldness
男性のハゲの種類について
男性の薄毛・ハゲにも種類がありそれぞれに原因があります。それぞれ対策も異なりますので適した対策をとることが大切です。自分のハゲ方がわからないときは近くの皮膚科や、AGA・薄毛治療専門の病院へ行くことをおすすめします。
男のハゲ・薄毛は大きく分けて6種類
1.AGA(男性型脱毛症)
2.円形脱毛症
3.びまん性脱毛症
4.牽引性脱毛症
5.脂漏性脱毛症
6.ひこう性脱毛症
TYPE.1 AGA(男性型脱毛症)
男性の薄毛・ハゲの原因のほとんどはこのAGA(男性型脱毛症)、加齢による薄毛・脱毛です。
遺伝と男性ホルモンが原因です。メカニズムは男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素に結合しDHT(ジヒドロテストステロン)が発生します。それが毛根の男性ホルモンレセプターがDHTをキャッチし脱毛因子「TGF-β」が増加しTGF-βが毛乳頭細胞に退行期のシグナルを出すことによって髪が伸び切る前に脱毛してしまいます。これの対策は別に詳しく書きますのでそちらをご覧ください。
TYPE.2 円形脱毛症
『自己免疫不全』という病気で起こるのが「円形脱毛症」です。免疫機能のトラブルと言われているので、頭皮環境や髪の毛に問題があるわけではありません。放置して2~3ヶ月で自然治癒することもありますが、数年かかる方もいます。もし発症してしまったときには早めに皮膚科の病院で治療を受けることをおすすめします。
TYPE.3 びまん性脱毛症
栄養失調や睡眠不足、長期間のストレスといった心身の不健康が原因で髪が抜ける脱毛症です。AGAのように脱毛する場所が決まっていたり、円形脱毛症のように局所的に脱毛するわけでもなく、髪全体がまばらに抜けていく特徴があります。健康をいかに保つかがカギです。
TYPE.4 牽引性脱毛症
髪の毛が引っ張られ続けたせいで物理的に抜けてしまう脱毛症で髪を結んだりエクステなどが主な原因のため女性に多いので女性特有のものだと思われがちですが男性の髪の毛に負荷をかけ続ければ起こりえます。
TYPE.5 脂漏性脱毛症
比較的珍しい脱毛症で『脂漏性皮膚炎』という皮膚の病気で炎症が毛根にまで影響を与えたせいで起こる脱毛症です。皮脂の過剰分泌が原因なのでシャンプーをやりすぎないことや皮脂の元となる動物性たんぱく質・脂質を取りすぎないことなどが挙げられますが、それだけで完璧に予防できるわけではありません。皮脂が多いだけで脂漏性脱毛症だと思ってしまいますが、実際には頭皮のひどい炎症を併発するもで脂漏性脱毛症になってしまった場合は皮膚科で投薬治療を行うしかありません。
TYPE.6 ひこう性脱毛症
大量のフケがかさぶたのように固まり、毛穴を塞いで頭皮に炎症を起こしてしまうことが原因で髪の成長が阻害され起こる脱毛症です。脂漏性脱毛症と似ていて、頭皮の炎症が実質的な原因なので炎症がない場合は単なるフケ症である場合がほとんどです。医学的にもまだ解明されていない症状ですので発症した場合は皮膚科での治療が必須です。
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