2024年【最新】男性型脱毛症AGA-ハゲ・薄毛の有効な治療法
【最新】薄毛
ほとんどの男性が体験する男性型脱毛症
その最新情報を調べてみました。
無学な美容師が調べたものですので参考までに・・・。
まずは男性型脱毛症とは加齢による薄毛・脱毛で遺伝と男性ホルモンが原因になります。メカニズムは男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素に結合しDHT(ジヒドロテストステロン)が発生します。それが毛根の男性ホルモンレセプターがDHTをキャッチし脱毛因子「TGF-β」が増加しTGF-βが毛乳頭細胞に退行期のシグナルを出すことによって髪が伸び切る前に脱毛してしまうということです。
次に公益社団法人日本皮膚科学会が2017年に出した男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインによる科学的根拠に基づいた標準的治療法は以下の通りです。AとBの植毛以外は実感できるのか「?」ってのが個人的な印象です
A.行うよう強く勧める(少なくとも1つの有効性を示すレベルIもしくは良質のレベルIIのエビデンスがあること)
*フィナステリドの内服
・・・AGAの代表的な治療薬:先発薬の名称がプロペシアで、ジェネリックの名称はフィナステリド錠
*デュタステリドの内服
・・・ほぼ全身の皮脂腺に作用:先発薬の名称がザガーロで、ジェネリックの名称はデュタステリド錠
*ミノキシジルの外用
・・・発毛剤=ミノキシジル:市販薬ではリアップ、特許期間が2018年に切れたため今では各社から販売されている
B.行うよう勧める(少なくとも1つ以上の有効性を示す質の劣るレベルIIか良質のレベルIII,あるいは非常に良質のIVのエビデンスがあること)
*自毛植毛術
・・・ぼんのくぼやや上辺りの毛根を抜いて薄毛部分に植える昔はキズになっていたが最近は抜いた部分が目立ちにくくなっている
*LEDおよび低出力レーザー照射
・・・頭皮の血行を促進し、毛母細胞を活性させる
*アデノシンの外用
・・・血行促進作用と毛母細胞の活性作用 ミノキシジルとの併用は医師の指導のもと、適切な使用方法を守ることが重要
C1.行ってもよい(質の劣るIII~IV,良質な複数のV,あるいは委員会が認めるVIのエビデンスがある)
*カルプロニウム塩化物の外用
・・・円形脱毛症やひこう性脱毛症、白斑などに用いられる薬でAGAへの有用性は十分に確認されていない(効果がないわけではない)
*t- フラバノンの外用
・・・花王が開発した成分で、髪の成長期を保つ、毛母細胞を増やす、抜け毛を防ぐとされている
*サイトプリンおよびペンタデカンの外用
・・・市販の育毛剤
*ケトコナゾールの外用
・・・水虫や皮膚カンジダ症状、乾癬などの治療に用いられる抗真菌薬 シャンプーに混ぜて洗髪し、頭皮環境を整える目的で使用
*かつらの着用
C2.行わないほうがよい(有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある)
*ビマトプロストおよびラタノプロストの外用
・・・緑内障や高眼圧症治療に用いられている成分
*成長因子導入および細胞移植療法
・・・今後が期待される治療法ではあるものの臨床試験段階で安全性なども含め,その有効性は十分に検証されていない
D.行うべきではない(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)
*ミノキシジルの内服
・・・内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない
*人工植毛術
・・・人工毛植毛術については,過去に多くの有害事象の報告がある
最後に大学でやっている最新の臨床実験のリンクを張っておきます。東邦大学のは成長因子導入および細胞移植療法になるのかな?筑波大学のはミノキシジルみたいな外用薬だと思います。