ヘアカタログのスタイル名に注意!オーダー時の誤解を防ぐ方法
How to Avoid Misunderstandings When Ordering a Hairstyle

美容室で髪型をオーダーするとき、ヘアカタログのスタイル名をそのまま伝えていませんか?実は、これが誤解のもとになることがあります。なぜなら、スタイル名はあくまで便宜上つけられたもので、必ずしも正確な髪型を表しているわけではないからです。今回は、ヘアカタログのスタイル名による誤解が生じる理由と具体例、そして失敗しないオーダー方法について解説します。
POINT_1
ヘアカタログのスタイル名が誤解を生む理由
1_曖昧なネーミング
ヘアカタログのスタイル名は、雰囲気やイメージを伝えるために付けられることが多く、明確なカット技法や長さを定義しているわけではありません。例えば、「ナチュラルショート」と言っても、どのくらいの長さが「ナチュラル」なのかは人によって違います。
2_同じ名前でもスタイルが異なる
「マッシュショート」や「ソフトツーブロック」など、一見具体的な名前でも、美容師やサロンごとに解釈が異なることがあります。同じ「マッシュショート」でも、あるカタログでは重め、別のカタログでは動きのある軽めのスタイルになっていることも。
3_細かいディテールが伝わらない
スタイル名だけでは、前髪の長さ、トップのレイヤーの有無、襟足の処理など、細かいディテールが分かりません。そのため、「○○スタイルで」とオーダーしても、美容師とお客様のイメージがズレることがあります。
POINT_2
実際に誤解が生じた例
例1:「マッシュヘア」をオーダーしたら重すぎた
→ ヘアカタログに載っていた「マッシュショート」をオーダーしたものの、仕上がりは重めのシルエットで、思ったより動きがなかった。実は、その写真のスタイルはグラデーションカットがメインで、軽さを出すレイヤーがほとんど入っていなかった。
例2:「ソフトツーブロック」と言ったらイメージと違った
→ 「ソフトツーブロック」とオーダーしたが、トップの髪が長すぎてセットが難しくなった。実際には、カタログに載っていたスタイルよりもサイドの刈り上げが浅く、自然な仕上がりになりすぎたため、もう少しメリハリのあるスタイルが良かった。
POINT_3
誤解を防ぐためのポイント
1_写真を持参する
具体的なイメージを伝えるには、写真を見せるのが一番確実です。できれば、正面・横・後ろといくつかの角度の写真があると、美容師が細かいディテールまで把握しやすくなります。
2_長さや軽さの好みを伝える
「耳にかかるくらい」「襟足はすっきりさせたい」「トップに動きを出したい」など、具体的な希望を伝えると、より理想に近づきます。
3_スタイリングのしやすさを考慮する
「普段ワックスをつけるか」「セットに時間をかけたくない」など、ライフスタイルに合わせた調整をお願いすると、扱いやすい髪型になります。
最近のコメント