【メンズヘアの基本】クロップカットとフェードカット、何が違うの?徹底解説!
クロップとフェードの正体

最近、街中で見かけるおしゃれな男性のヘアスタイル。よく耳にする「クロップカット」や「フェードカット」って、一体何が違うんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
どちらも人気の高いスタイルですが、実はそれぞれが指すものには明確な違いがあります。今回は、この2つのメンズヘアの基本を福岡のメンズ美容室スクリットが徹底解説!違いを知って、あなたの次のヘアスタイル選びに役立てましょう!
フェードカットとは?グラデーションが鍵!
まず、「フェードカット」から見ていきましょう。フェードカットは、ズバリ「髪の長さを下から上に向かって徐々に長くしていくグラデーションカット」の技術そのものを指します。
フェードカットの主な特徴
グラデーションの魔術師:サイドや襟足を非常に短く(0mm〜数mm)刈り上げ、そこからトップに向かって髪が自然に長くなるように繋げていきます。この「薄くなる」「消える」ようなグラデーションが「フェード(fade=薄れる、消える)」の名前の由来です。
多様なバリエーション: 刈り上げの高さ(耳上までが短い「ローフェード」、耳の真ん中くらいまで短い「ミドルフェード」、耳上からトップにかけて全体的に短い「ハイフェード」など)や、一番短い部分の長さ(地肌が透けて見えるほど短い「スキンフェード」など)によって、印象がガラリと変わります。
清潔感とスタイリッシュさ: どんなスタイルにも合わせやすく、清潔感がありながらも洗練された印象を与えてくれます。
クロップカットとは?その定義と「フレンチクロップ」の流行
クロップカットの本来の特徴
名前の由来は「畑」?:クロップカットの「クロップ(crop)」は「農作物」や「収穫」という意味。これは、トップの髪が「農作物の畑で作物が均一に同じ方向に並ぶ様子」に似ていることから名付けられたという説があります。つまり、トップの髪を比較的短めに残し、無造作すぎず、ある程度まとまりのある質感に仕上げるのが、本来のクロップカットのトップの特徴と言えます。
サイドとバックはフェード:トップが特徴を活かすためにサイドとバックは一般的にフェードカットで短く刈り上げられることが多いです。(このことがフェードとクロップを違いが分かりづらくしている原因です。)
「フレンチクロップ(クロップ×スキンフェード)」の流行でより分かりづらくなっている?
梨泰院クラスのパク・ソジュンさんの髪型が流行って以降、近年「クロップカット」という言葉が使われる場合、多くは「フレンチクロップ」を指すことがほとんどです。
フレンチクロップ: トップの髪を比較的に短めに残しつつ、前髪を短く、そして直線的に下ろすのが最大の特徴です。この揃えられた前髪のラインが、フレンチクロップのモダンで洗練された印象を決定づけます。
多様化する「クロップ」: 本来のクロップカットはサイドがフェードであるべきですが、最近では前髪の特徴があれば、サイドが刈り上げられていなくても「クロップカット」と呼ぶこともあります。また、トップの髪がやや長かったり、前髪を上げた「アップバング」でも、そのニュアンスから「クロップ系」と呼ばれることも。
トリートメントオイルの活用 : 髪表面をコーティングして寝汗による湿気の浸透を防ぎます。さらに髪がサラサラになるため、曲がりにくく、形もつきにくくなります。SQRITでは「ロレッタのベースケアオイル」を使用しています。
クロップカットとフェードカット、結局どう違うの?混同しやすい理由も解説!
フェードカットは「刈り上げの技術」であり、クロップカットはその「技術を活かした具体的なヘアスタイル(髪型)の一つ」なのです。特に最近は、フレンチクロップのように特徴的な前髪とトップを持つスタイルを指すことが多いですね。
なぜ混同されやすいの?
フレンチクロップとスキンフェードの組み合わせ: 最近流行しているフレンチクロップは、サイドに地肌が透けるほど短い「スキンフェード」を取り入れることが非常に多いため、クロップカット=フェードカットと混同されがちです。正しくはクロップカット(髪型)を切る際にフェードカット(技術)を使っている。
「クロップ」の広がり:本来サイドが刈り上げられているスタイルを指すクロップカットが、前髪の特徴があればサイドが刈り上げられていなくてもそう呼ばれることが増えているため、余計にわかりにくくなっている面もあります。
オーダーの秘訣は「写真を見せること」!
美容室で理想のスタイルを伝える一番確実な方法は、やはり写真や画像を見せることです。特にクロップカットやフェードカットは、刈り上げの高さやグラデーションの繋がり方、前髪の長さや質感など、細かなニュアンスで印象が大きく変わります。
「こんな感じにしたい!」というイメージ画像が数枚あれば、美容師も具体的な仕上がりをイメージしやすく、お客様の希望に沿ったスタイルを提案しやすくなります。ぜひ、気になるスタイルがあれば保存して、カウンセリング時に見せてみてくださいね。